Claude Pulse

アーカイブ — 2026-10第 3 週

15–21 日· 19 件

業界

Anthropic は物理学者 Christopher Stubbs が長期利益信託(LTBT)に加わったと発表した。2026-10-21 に公式 News で公開。Stubbs 氏は元ハーバード大学理学部長(2018〜2024 年)で、現在は Samuel C. Moncher 物理学・天文学教授である。1998 年に High-Z 超新星探索チームの一員として宇宙の加速膨張を発見し、後の Vera C. Rubin 天文台となる計画の初代プロジェクトサイエンティストを務めた。JASON のメンバーでもあり、米国政府に国家安全保障と軍備管理について助言してきた。同信託で初の物理学者となる。LTBT は Anthropic の取締役の過半数を任命でき、受託者は経営陣や投資家から独立し、AI のリスクや社会的影響に関わる重要な意思決定について取締役会と経営陣に助言する。ほかの受託者は Neil Buddy Shah(議長)、Richard Fontaine、Ben Bernanke である。発表は Anthropic 初の Public Benefit Report と同じ週で、株主の承認を条件に、同社は株式の一部を Anthropic Public Benefit Fund に拠出することも約束している。

anthropic.com
Claude Code

Claude Code v2.1.306 — 修正:クラウド session 内で session の環境変数なしに `claude -p` を起動すると「Not logged in」と誤報する問題、MCP ツールが多い session で API エラーが「prompt is too long」に置き換わり不要な compaction が走る問題。

github.com
リサーチ

Anthropic が「Using Claude to reduce the attack surface of code」を公開した。2026-10-20 に公式 Research へ掲載、著者は Frontier Red Team の Chris Rohlf。Claude が 25 のオープンソースプロジェクト(C、C++、Java、PHP、Python、500 万行超)を解析し、17,000 超の設定オプション(うちセキュリティ関連 3,842)を棚卸しして、デフォルト設定で不必要に到達可能なコード、セキュリティ制御を打ち消すオプションの組み合わせ、認証前に実行されるコードを抽出し、合計 493 件の問題を確認した。Gated 11 プロジェクトすべてに意図しない到達可能コードがあり、デフォルトの認証前の不要な攻撃面 93 件、認証前にコード実行または状態記録が行われる箇所 37 件、管理者の認証前制御を黙って弱めるオプション組み合わせ 61 件だった。162 件の機微な組み合わせはエラーも文書もなく受理され、うち 94 件はセキュリティ制御を黙って無効化する。クライアント証明書チェックの競合は 21 年間存在していた。OpenSSH の事例では、デフォルト sshd で実験的な ML-DSA-44 ポスト量子署名コード約 4,500 行(認証前コードの約 16%)に未認証クライアントが到達できた。10.5 でチェックを前倒しし、10.6 で parser 内に許可リスト検査を置き、到達可能だったコードの約 5 分の 1 を削減した。Anthropic はこの手法を再利用可能な Claude skill にまとめ、OSS-Scanner への統合を進めている。

anthropic.com
業界

investingLive:Anthropic の IPO 目論見書ドラフトは売上が約 15 倍に拡大し、計算資源コミットメントが 6,000 億ドル超と報じる — Eamonn Sheridan が 2026-10-20 に掲載。ウォール・ストリート・ジャーナルが確認したドラフトを引用している(Anthropic はコメントを拒否、同社による確認なし)。2026 年上半期の売上は約 163 億ドル(前年同期は約 11 億ドル、2025 年通期は約 46 億ドル)。純損失は約 810 億ドル(前年同期は約 130 億ドル)で、そのうち約 720 億ドルは転換社債などの資金調達手段に関する会計上の計上である。2025 年通期の純損失は約 420 億ドル。計算資源とインフラへの支出は 90 億ドル近く(前年同期は約 23 億ドル)。インフラのコミットメントは 6,000 億ドルを超え、約 4,500 億ドルのクラウド契約(7〜10 年、大半は解約不可:Google 約 1,110 億、AWS 約 1,100 億、Microsoft 約 310 億ドル)、Nscale と Lambda 経由で最大 860 億ドルの Nvidia チップ容量、Broadcom 経由で 1,600 億ドル超の Google チップのリースを含む。交渉中の案件でさらに最大 1,500 億ドル増える可能性がある。2 社の顧客が上半期売上の約 5 分の 1 を占める。記事は IPO の具体的な日付を示さず、Anthropic が準備する上場の評価額は最大 2 兆ドルになり得るとしている。

investinglive.com
Claude Code

Claude Code v2.1.305 — 累積アップデート。一、追加:`sandbox.allowNestedUserNamespaces` により Linux のサンドボックス内コマンドが user namespace(Chromium、rootless podman)を作成できるが、サンドボックスのファイル保護を回避できるようになる。`CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_USAGE_LIMIT_RECHECK_MS` により、無人リトライモード(`CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG`)がリセット前に解除された利用上限を検知する。二、修正:Vertex、Bedrock などのプロバイダーや gateway が tool search を拒否すると全リクエストが失敗する問題(2.1.304 のリグレッション)を、tool search なしで再試行するよう修正。モデル名が `modelOverrides` の値と大文字小文字または `[1m]` タグだけ異なる場合に `/effort` と `/autocompact` が反映されない問題、bare repository の新規 worktree が既定ブランチでなくローカル HEAD から始まる問題と未変更の subagent worktree が削除されない問題、ディスク満杯時の Bash が生の `ENOSPC` パスを表示する問題(ディスクが満杯で何も実行されなかった旨を表示するよう変更)、クラウド session や SDK `setMcpServers` で渡した MCP server が後からユーザー設定の同名 server に置き換えられる問題、subagent がフォールバックモデルに切り替えた後に Claude が誤ったモデル名を報告する問題、圧縮で最古のメッセージを省いた際にクラウド session と teammate が Claude に通知しない問題、スケジュール実行の Cowork クラウド session が、無人では承認できない URL を WebFetch が要求する subagent ごとに 5 分待つ問題、Workflow の再開時に完了済みの `pipeline()` と `parallel()` の agent を再実行する問題(run journal から提供するよう変更)、Remote Control が `/resume` 切り替え後に空の「(session)」項目を残す問題、`/usage` の行が狭い端末で切れる問題、起動警告が logo の上に生テキストで出る問題(debug ログへ変更)、スクリーンリーダーモードの検索ボックス表記とハイライト文字の空白の問題を修正した。Self-hosted runner の修正も複数含む(`TERM` 設定時の `Resource temporarily unavailable`、2.1.296 以降 `GIT_CONFIG` 経由の認証情報で repository アクセスが失敗する問題、バックグラウンド runner が出力を開いたままにすると spawn-runner hook が誤ってタイムアウトと報告される問題)。三、改善:`/usage` の各警告を発生元つきの 1 行の修正案とし、`f` で適用する(VS Code と `/doctor` でも同様)。MCP 同意ダイアログで Enter が誤って Accept と扱われにくくした。mod の `Image` が iTerm2 3.5 以降のフルスクリーン描画で画像を表示する。Remote Control の spawn-mode メッセージを改善した。四、変更:`allowedMcpServers` は `env` のみで `${VAR}` を使う `managed-mcp.json` の stdio server をフィルタしなくなり、許可リストで除外されていたものはアップグレード後に読み込まれる。

github.com
リサーチ

Anthropic は「Claude scorpion toxin binder design」を 2026-10-20 に公式 Research で公開した。ライフサイエンス研究チームが投資調査会社 Citrini Research と協力し、内部の研究モデル(Claude Science 上で稼働)に、8 月のタンパク質 minibinder 研究と同じプロンプト(Citrini が修正)で、サソリ神経毒に対する de novo binder の設計を依頼した。Claude は 64 時間にわたりほぼ自律的に動作し(最初のプロンプト後 24 時間は自律、追加指示は 4 回)、12 種の設計ツールで 318,484 件の設計を生成し、553,052 組の設計と毒素のペアを共折りたたみして絞り込み、180 件を選定した。チームが Claude の支援で 31 件を追加し、合計 211 件、約 10,000 GPU 時間を要した。標的はメキシコ(Cn2)、ブラジル(Ts1)、北アフリカ(AaH I、AaH II)、中東(LqhIII)の 5 種のナトリウムチャネル神経毒で、単一毒素、β ファミリー、α ファミリー、5 毒素共通の 4 種類の binder を試みた。Adaptyv Bio(無細胞系で発現)と Twist Bioscience(哺乳類細胞で Fc 融合として発現)が表面プラズモン共鳴(SPR)で結合を測定し、211 件中 17 件が基準を満たした。いずれも単一毒素に対するもの(Cn2 が 7、AaH II が 4、AaH I が 4、LqhIII が 2)で、単一毒素の 60 件中 11 件(18%)が binder であり、一般的な設計キャンペーンと同程度だった。複数毒素向けの設計は 2 種以上の毒素で基準を満たしたものがなかった。細胞環境でのサソリ毒の中和は未確認で、Anthropic は抗毒素を作ったとは主張していない。外部専門家の Susana Vázquez Torres 氏と Timothy P. Jenkins 氏は有望な第一歩と評価した。211 件の設計とデータは Hugging Face で公開され、技術報告書も添付されている。

anthropic.com
Claude Code

Claude Code v2.1.304 — 累積アップデート。追加:`/auto-mode-setup`(プロジェクトと最近の session を読み取り、auto mode に利用環境を学習させる対話式セットアップ。Bedrock、Vertex、Foundry、Claude apps gateway、テレメトリ無効の session でも利用可能)、`/claude-api managed-agents-secure`(Managed Agents の設定を Anthropic 公開のセキュリティガイドと読み取り専用で比較)、Pro と Max プランで非アクティブな会話の再開が 5 時間枠をかなり消費する場合の警告、mod の `tool.check` に `decider: "person"` と `e.isReadOnly`、transcript ビュー(Ctrl+O)の圧縮サマリーに過去に呼び出したツール名を表示する。修正:`claude --worktree` が HEAD の切り離し時や別ブランチ上での終了時に確認なしで worktree とブランチを削除し commit を失う可能性があった問題、マウントしたドライブや `/Volumes`、`/media`、`/mnt/c` 直下のフォルダに対する `rm -r` で安全確認が出ない問題、`CLAUDE_CODE_TRANSCRIPT_LOCAL_GC` がディスク満杯時にメッセージを失う問題、`CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW=200k` が 100K ウィンドウに誤設定される問題(`k`、`M` 接尾辞に対応)、LLM gateway 経由の `context_management: Extra inputs are not permitted` エラー、plugin が subagent を生成して headless 実行が `--max-turns` を超えて続く問題、DISABLE_TELEMETRY または DO_NOT_TRACK 設定時に Claude Desktop から Remote Control が起動しない問題、ほか VSCode と Cowork クラウド session の複数の修正。変更:カスタム `ANTHROPIC_BASE_URL` 利用時に tool search を既定で有効化(gateway が 400 または 422 を返した場合は無効で再試行)、圧縮後に skill 一覧を再送、単一ソースの skill が登録できる hooks は最大 1,024 件。Code Review:Quick、Standard(既定)、Deep の 3 段階のレビューレベルを追加し、組織単位またはリポジトリ単位で設定可能、さらに GitHub 組織内の全リポジトリ(今後追加分を含む)を一括でレビューする設定を追加する。

github.com
Claude Code

Claude Code v2.1.303 — 公式リリースノートには「バグ修正と信頼性の改善」のみが記載されており、具体的な項目は示されていない。

github.com
プラットフォーム

Anthropic が 2026-10-18、公式 Newsroom に〈Investing in the public benefit〉を公開。株主承認を前提に、同社株式の 5% を新設の公益基金(public benefit fund)に拠出すると表明。基準価値から 50% 上昇するごとに取締役会がさらに 2% を追加できるが、基準額や評価マイルストーンの具体値は非公表で、Anthropic は基金のガバナンスと構造の詳細を今後数か月で共有すると述べている。基金は全額子会社の LLC(501(c)(3) ではない)として設計され、拠出形態を柔軟に切り替えられる一方、保有株式は米国内外を問わずロビー活動や政治献金に使用しない。用途は従来の非営利団体への大口寄付と、特定の人々への直接分配を含み、最初の例として労働市場への影響が挙げられており、既存の経済的未来研究への 2 億ドル拠出を超える、より大胆な取り組みが必要となり得るとしている。社内に残す業務:AI 安全性と解釈可能性の研究、応用バイオメディカル研究、非営利・科学機関向けの Claude 割引(公益と営利の両面で価値があるため)。背景:共同創業者は創業時に個人持分の 80% を寄付すると表明済みで、従業員向け株式マッチングプログラムには約半数が参加している。今回の 5% を加えると、Anthropic 株式の約 20% が公益目的に充てられる計算で、評価マイルストーンの分は別途加算となる。本コミットメントは、本来は昇格報酬として経営陣に渡る株式を公益側へ振り向ける性格のものである。本記事は IPO に言及せず、Anthropic はミッションに対する進捗を記す年次公益レポートも別途公表する予定としている。

anthropic.com
Claude Code

Claude Code v2.1.302 — 累積アップデート。追加:クライアント側 auto mode 分類器が使うモデルを選ぶ `CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL`(サーバー側 auto mode には影響しない)、`/config` の Idle compaction 項目(アイドル圧縮後の通知で無効化方法を案内)、`/design-sync` と `/design-login` に、単体版 Claude Design(claude.ai/design)が 2026-12-14 に終了する旨の通知。改善:多数の plugin 有効時の起動高速化、サーバー側 auto mode 分類器は安全確認に長すぎる会話を、検査対象のツール呼び出しをすべて拒否せず compact するよう変更。変更:権限モード未指定の `claude -p` と Agent SDK は、サードパーティプロバイダー、テレメトリ無効、または新規インストールの場合 default mode で開始する(`--permission-mode auto` は auto を維持)。fork subagent(`subagent_type: "fork"`)は `claude -p`、Agent SDK、デスクトップ版、VS Code で既定で有効になる(`CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0` で無効化)。デスクトップ版と VS Code ではメイン会話の subagent を常にバックグラウンドで実行する。同一イベントの prompt/agent hook は同時に最大 12 件まで実行する。修正:compact 中にターンを停止すると「Prompt is too long」になる問題、Vertex や Bedrock へセッション途中で切り替えるとリクエストが失敗する問題、Read ツールが任意サイズの画像をメモリに全読み込みする問題(128 MB 超の画像は拒否)、セッション途中で追加したツールの prompt cache ミス、設定書き込み完了前に plugin サブコマンドが終了して変更が失われる問題、git の reftable 形式で plugin marketplace が毎回再 clone される問題、git 2.56 以降で worktree isolation が worktree の作成や再開を拒否する問題、プロトコルバージョン 2026-07-28 をネゴシエートしつつ `resultType`、`ttlMs`、`cacheScope` を省略する MCP サーバーでツールが使えない問題、クラウドセッション再開後にコストと使用量が 0 に戻る問題、Windows の exFAT/FAT32 ドライブですべてのファイル書き込みが拒否される問題。そのほか OpenTelemetry、PowerShell ツール、VS Code、Remote Control、Claude Tag(Slack)、Code Review 設定、クラウド routine の状態表示に関する多数の修正を含む。

github.com
リサーチ

Anthropic が「The AI expectations gap」を公開(2026-10-16、Anthropic Research)。米国の成人(Morning Consult が 8/11–8/23 に実施、加重サンプル 10,980 名)と Anthropic 従業員(社内 8/9–8/12 調査、1,334 名)の AI 期待値を比較。2030 年までに AI がノーベル級の科学的発見を達成すると期待する割合:米国成人 39%、Anthropic 従業員 91%。2030 年に自動化可能なタスクのうち AI が担う割合:従業員 65%、米国成人 42%。自身の仕事の 2030 年における AI 分担比率の中央値:従業員 75%、米国労働者 28%。従業員の過半数が 80% 以上を予想、米国労働者はおよそ 5% のみ。失業率予測:AI が 80% 以上の仕事を担うと見る米国労働者は 2030 年失業率を約 12.2% と予想(2008 年金融危機のピーク超え、現行 4.2%)。仕事の AI 暴露度 10 ポイント増加ごとに失業率予測が約 0.4 ポイント上がる。従業員が見積もる、フロンティアモデル構築作業への AI 寄与率中央値:現在 51%、2027 年末 80%、2030 年末 95%。

anthropic.com
リサーチ

Anthropic が「How employment is changing at Anthropic」を公開(2026-10-16、Anthropic Research)。AI エージェント普及下での職務構造再編を公開:技術部門の若手比率は 21% から 14% に低下、若手技術採用比率は 27% から 9% に低下、技術部門全体の比率も 61% から 56% に低下。2026 年 3 月に agent の労働時間が初めて人間従業員を上回り、8 月には 6 倍に。エンジニアの code commits は 6 ヶ月前の約 5 倍で、削除・revert 率の上昇は見られず。インタラクティブな Claude セッション時間の約 80% は人間入力待ちで idle、agent と tooling の管理に充てる meta-work の比率は 2025 年秋の 10% から 2026 年春の 22% に上昇。採用面接コメントでの AI ツール利用への言及は、技術職で 2024 年比 約 3 倍、非技術職で約 4 倍。従業員 1 人当たり売上は同時期の Meta、Google の 2 ~ 4 倍と推計。株式所有制度により AI 便益を従業員と共有すること、社内再配置のための早期警戒システム構築を提言し、政府の再訓練と所得支援も必要と指摘。

anthropic.com
リサーチ

Anthropic が「Designing more efficient quantum circuits with Claude」を公開(2026-10-16、Anthropic Research)。チームは 8 種類の量子回路(化学、最適化、量子シミュレーション、数論、数値計算)を自然言語仕様で Claude に提示し、自動評価器で正当性チェックとスコアリングを実施。Claude はほぼ自律的に既存ベストより少ない qubit と少ないゲートの設計を生成し、改善幅は一桁以上のものもあった。例:elliptic-curve point addition は 53 時間作業で分岐履歴を保存しない可逆版 divsteps を考案し、ある設計は qubit を 12% 多く使う代わりにゲート数が 17 倍少ない。量子最適化デコーダ(DQI)の Reed-Solomon デコーダは Google 既存構成の約 1/12 のゲート数で、スクラッチは 19 qubit(従来の最悪予約 665 qubit に対し)、4.03 億回のサンプルデコード検証では 1 万分の 1 程度の確率で予約超えが発生。FeMoco(ニトロゲナーゼ・クラスター)シミュレーション見積り:Toffoli ゲート数は 2017 年の約 50 兆から約 3.4 億へ、約 150,000 倍の低減(8 年間、複数研究グループの成果)。

anthropic.com
リサーチ

Anthropic Frontier Red Team が「Claude reveals ECDSA curve origins」を公開 — 副題は「It's just timestamps」、2026-10-16 に Anthropic Research に掲載。著者は John Wood、Henry de Valence、Ava Howell、Zack Voase、Lucy Sweet、Amir Omidi、Paul Crowley、Iain McGinniss、Nicholas Carlini、Steve Weis。背景:NIST の楕円曲線 P-192、P-224、P-256、P-384、P-521 の seed 値は 2000 年に FIPS 186-2 で公開された際に由来の説明がなく、長らく NSA 由来と推定されてきた。発見:seed はハッシュ出力ではなく、C 標準ライブラリ `lrand48` 生成器を Unix timestamp で seed した出力である。Claude は上位ビットがすべて 0 になるなどの統計的特徴から生成器を特定し、LLL 格子基底簡約アルゴリズムで内部状態を復元した。素数曲線 seed のタイムスタンプは 1997 年 5 月から 1998 年 4 月に対応し、二進曲線 seed はタイムスタンプの半分を用いて 1998-04-17 を指す。P-256 は該当生成器実行の 1,842 番目の候補を使用し、同一実行の 876 番目の候補も有効な曲線を生むが公開 seed は飛ばしている。Claude はさらに P-192 と ANSI X9.62 の例題曲線 5 本の基点 G も、Arjen Lenstra の FreeLIP パッケージの乱数生成器を 20000 などの小整数で seed した出力に辿り着けた。所要時間:Claude は P-192 から P-521 の seed 由来を 30 分未満で突き止めた。Anthropic の複数のスタッフは以前、噂されていた「ユーモラスなパスフレーズ」の手がかりを追ったが結果が出ず、記事はその手がかりが誤りだったとしている。未解明部分:二進曲線 B-163 の seed、P-224・P-256・P-384・P-521 と NIST 二進曲線の基点 G、一部の有効な候補がスキップされた理由。賞金:3 万 6,864 米ドル(暗号学者 Filippo Valsorda が設定)を Internet Security Research Group に寄付する予定で、再現コードは CC0 で公開。安全性への含意:著者らは「暗号学的な破綻でも、新しい攻撃でも、ECDSA 曲線の弱点でもない」と強調し、P-256 など NIST 曲線を用いるシステムに変更は不要であり、seed がシンプルかつ公に再現可能な生成器から得られる以上、バックドア説の説得力は下がるとしている。

anthropic.com
エンタープライズ

claude.com が「How an Anthropic Japan BDR runs his day with a fleet of Claude agents」を公開 — Anthropic 日本チームの Business Development Representative(BDR)Shahboz Ibragimov 氏が執筆し、2026-10-16 に Resources に掲載(読了時間約 14 分)。冒頭では、以前は毎朝数時間かけてリードの手動振り分け(lead routing)、メール下書き、CRM 更新を行っていたが、現在は始業前に Claude agent の艦隊が大部分を処理していると紹介。プロトタイプはまず Claude 内で作成し、スケジュール実行・メモリ共有・managed vault の認証情報利用を可能にするため Claude Managed Agents(beta)に移行。艦隊は日本語名を持つ単機能の作業 agent 5 体に加え、Slack で指示変更を依頼した際に他 agent の指示文を更新するコーディネーター agent 1 体で構成: Furiwake が当日流入リードを担当 rep に振り分け、Sabaki が担当リードを評価して Salesforce を更新し初回アプローチメールを下書き、Henji が顧客メール返信を日英で毎時下書き、Shoudan が Salesforce の商談レコードを最新化、Nokori が終業前に会議を要約してフォローアップを下書き。エスカレーションや購買問い合わせなど継続対応が必要な作業は Slack の Claude Tag に引き継がれ、リマインダー設定も可能。モデルは複雑度に応じて使い分け、Furiwake と Shoudan は Sonnet、Sabaki・Nokori・コーディネーターは Opus、Henji は Sonnet で難しい判断は Opus を advisor にする。艦隊全体で週あたり約 60 時間の工数削減を見込む。学び:各業務の説明は一度で済ませる、共有ナレッジベースへの訂正蓄積に投資する、想定より早めに agent へ責任を委ねる。

claude.com
Claude Code

Claude Code v2.1.301 — 累積アップデート。追加:無人リトライモード(`CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG`)で、リセットまで遠い使用上限に達した場合に待機せずリクエストを終了する `CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_USAGE_LIMIT_WAIT_MS`、`claude-api` skill への OpenTelemetry トレーシングガイド(`ant` CLI によるトレース送信先の設定を含む)、vim モードの `%` モーション(対応する括弧へジャンプ、d/c/y と併用可)、mod の `Input` に `rows`(複数行テキストフィールド、Enter で送信、Shift+Enter またはバックスラッシュ+Enter で改行)、OpenTelemetry `tool_decision` イベントへの `classifier_verdict`・`permission_mode`・`classifier_category`(`OTEL_LOG_TOOL_DETAILS=1` 時)の追加(auto mode 分類器の判定と権限ルールを区別可能)、VS Code での LaTeX 数式レンダリング、Pro/Max の使用上限バナーへの「Get more usage」リンク。変更:コンテキストウィンドウが小さいモデルへ切り替える際、長すぎる会話は直前のモデルが先に要約する。mod hook の `.catch` は hook が例外を投げた場合またはタイムアウト時のみ実行する。mod の `$.env.set` は成功時に `{}`、書き込まれない場合は理由付きの `{ deny }` を返す。サブエージェントの進捗表示を差分更新にして描画性能を改善した。修正:最新の Fable モデルが組織で利用できない場合に `fable`(および `best`)エイリアスがエラーになる問題(直前の Fable モデルで一度再試行する)、未プッシュのコミットを含む可能性がある `WorktreeCreate` hook のワークツリーが確認なしで削除される問題、ディスク満杯時の誤解を招く「Please run /login」エラー、検索プログラムが失敗した際に Grep・Glob が一致なしと報告する問題、`claude auth status` などの短いコマンドがトークン更新中に終了した際のタイムアウトとサインアウト、LLM ゲートウェイ経由で会話が繰り返しコンパクト化される問題、Read ツールが .xlsm・.parquet・.epub・.heic などのバイナリをテキスト扱いする問題、`/rewind` 後に skill がモデルへ列挙されない問題、Escape 後に vim モードが INSERT のままになる問題、ほか端末表示、self-hosted runner、Windows、VS Code 拡張の各種修正。

github.com
プラットフォーム

Anthropic が「An update on independent evaluators」を 2026-10-15 に公式 Newsroom で公開。METR(Model Evaluation and Threat Research)の 6 人チームが Anthropic から従業員相当(employee-like)のアクセス権を取得:会社のハードウェア、オフィススペース、内部ツールとシステムへのアクセスを Anthropic 社内のリスク評価チームと同等程度で得る。従業員は情報共有を奨励され、例外は顧客データ、弁護士依頼者間秘匿特権の内容、モデルアーキテクチャの詳細の 3 カテゴリのみ。Anthropic は METR の発表を拒否する権限を持たず、上記カテゴリに関する redaction(墨消し)を要請できるのみで、METR は redaction が妥当か公に表明できる。METR の他のスタッフとは情報の遮断が設けられる。METR は Anthropic のリスクレベル、インシデント、実践についての分析を発表予定。両者は過去 1 年で Anthropic の Risk Reports を複数回共同でレビュー済み。SecureBio は 2026 年 8 月の Risk Report の化学・生物兵器章を現在レビュー中で、過去にも前回報告のパイロットレビューを公開。Accenture と Faculty はモデル評価、レッドチーミング、アラインメント評価、セーフガード検証、能力構築を含むより広範な提携を推進中。Hugging Face は初期検討段階。Anthropic は評価者アクセスを 3 層で構成:(1) 範囲限定の調査で発表前に Anthropic の承認が必要、(2) より広い情報アクセスで Anthropic の承認なしに発表可能だが同じ redaction ルールが適用される、(3) 従業員相当のアクセス(METR の現行形態)。背景:Anthropic は先月、モデルと安全実践の独立第三者評価の強化を約束し、White House Accord on Super Intelligence に署名、独立した外部監査人または評価者との協働を約束。記事は銀行監督になぞらえ、規制当局が大手銀行内部に検査官を配置することを引き合いに出している。Anthropic の引用:「評価者が理解している内容との差を縮めたい」「我々は自発的に評価者を組み込んでおり、フロンティア AI 企業はすべて同様にすべきだと信じている」。契約金額や期間の開示はなし。

anthropic.com
エンタープライズ

claude.com が「Code Review is now generally available」を公開 — 2026-10-15 に Resources に掲載。Claude Code の Code Review がリサーチプレビューを卒業し、Claude Team および Enterprise 組織向けに一般提供となりました。レビュー速度は従来比で約 3 倍となり、約 20 分から 6〜10 分に短縮。検出結果はより正確で簡潔になり、各項目に「問題」「発生条件」「修正方法」が含まれます。管理者はリポジトリごとに Quick、Standard(デフォルト)、Deep のレビュー深度を選択できます。有効化手順: Claude Code 設定で Code Review を有効化し、GitHub App をインストール、対象リポジトリを選択。有効化後、新しい pull request がすべて自動レビューされます。対象となる Claude Enterprise 組織は 2027-01-15 までに最低 10,000 米ドル分の Code Review クレジットを請求可能で、請求日から 30 日で失効します。

claude.com
Claude Code

Claude Code v2.1.300 — 累積アップデート。追加:mod の prompt decoration に `virtualText`(入力欄内に描画され、下書きにも送信内容にも入らないテキスト)、OpenTelemetry `api_request` イベントに `cache_creation_5m_tokens` と `cache_creation_1h_tokens`(キャッシュ書き込みを有効期間別に分割)、trace span に OpenTelemetry GenAI semantic convention 属性(`gen_ai.provider.name`、`gen_ai.conversation.id`、`gen_ai.tool.name`、`error.type` など)、mod 向けに `$.ui.view({ agentId })`(指定 agent の transcript をメインビューに表示)、Text の `dir` prop(右から左のテキスト)、`prompt.change` hook(入力欄のテキストが入力以外で変化したときに発火)を追加し、`agent.spawn` hook で workflow agent の `prompt` と `model` を書き換え可能にした(従来は拒否のみ)。Claude Platform on AWS に `/advisor` を追加(`/advisor`、`advisorModel`、`--advisor` で指定、`CLAUDE_CODE_DISABLE_ADVISOR_TOOL=1` で無効化)。Claude Tag は Slack Connect チャンネル(デフォルトでオフ、Owner または管理者が有効化)、Slack スレッド内の非公開 Allow once/Deny 承認カード、Slack 音声クリップの文字起こしに対応。VS Code に `claudeCode.attachSelection` 設定を追加。変更:api.anthropic.com への大きなリクエストは gzip 圧縮(`CLAUDE_CODE_GZIP_REQUEST_BODIES=0` で無効化)、終了時に 1.5 秒後も実行中のバックグラウンドコマンドを強制終了、ローカル session transcript に各 API リクエストの system prompt・ツール・パラメータも記録、PreToolUse と PermissionRequest hook の `updatedInput` を Claude 自身の入力と同様に検証(未知のキーは破棄、ツールが拒否する入力は呼び出しを拒否)、`claude remote-control` から効果のない `--sandbox` と `--no-sandbox` を削除(指定するとエラー、`sandbox.enabled` を設定)。修正:`--worktree`、reftable リポジトリ、compaction 後の headless/Agent SDK session 再開、`claude daemon stop`、cloud session と Cowork、VS Code 拡張、Code Review(GitHub)に関する多数の問題。

github.com